共済と保険の違い
共済と保険
そもそも「共済」と「保険」はどう違うのですか?
どちらも「万一のときの経済的リスクに備える仕組み」ですが、共済は組合員同士の助け合い(相互扶助)を目的にしているのに対し、保険は営利企業(保険会社)が運営するサービスです。
非営利とは、どのような団体(組織)ですか?
共済という運営元は、入院共済の運営している全国勤労者労働組合同盟(勤労者同盟)その他、非営利団体
農協農業協同組合(JA共済)
生活協同組合(コープ共済)
生活協同組合(こくみん共済coop(旧全労済))
加入できる人は誰ですか?
共済は組合の会員(組合に加入している人)が加入できます。
保険は基本的に誰でも加入可能です。
なお、勤労者同盟の共済は掛金に組合費が組み込まれている為
健康で正常に生活出来ている方であればご加入頂けます。
健康で正常な生活が出来ている人とは具体的にどんな人ですか?
健康で正常な生活が出来ている人。とは世界保健機関(WHO)の規定を基にして定義している下記に当てはまる人の事を指します。
① 身体的に健康である
・病気や障がいにより日常生活が著しく制限されていない
・食事・睡眠・運動など基本的な生活リズムが整っている
・疲労や体調不良が慢性的に続いていない
・医師の診断や検査結果が概ね正常範囲にある
② 精神的に安定している
・不安・怒り・抑うつなどの感情を適切にコントロールできる
・物事を前向きに考えられる
・ストレスに対処できる力(レジリエンス)がある
・自分の存在や価値を肯定的に感じられている
③ 社会的に適応できている
・家族・職場・地域などでの人間関係を良好に保てている
・経済的・社会的に自立した生活ができている
・社会のルールやマナーを守り、他者と共存できる
・自分の役割や目標を持って日常生活を送っている
払うお金(掛金・保険料)はどう違いますか?
共済は非営利運営の為、掛金が比較的安い傾向が強いです。
保険は営利目的の為保険料がやや高めになる傾向があります。
万が一のときの保障内容は違いますか?
共済は保障内容がシンプルで一定額の場合が多いです。
保険はカスタマイズ性が高く、補償範囲も広く自由に設計できる場合が多いです。
剰余金(余ったお金)はどうなりますか?
共済は余剰金が出た場合、割戻金として加入者に返済される事があります。
保険は利益として保険会社の収益となります。(株主配当など)
どちらが「得」なのですか?
ご加入者様の目的によって異なりますので一概には言えませんが、「コスト重視でシンプルな保障」を求める場合には共済。「高くても幅広い保障や専門的な商品」を求める場合には保険を選ばれる方が多いようです。
両方に加入する事は出来ますか?
はい、併用は可能です。
例えば「基本的な生活保障」を共済で用意して、「大きなリスクに備える保障」を保険商品でまかなう形も一般的です。
